離島に可搬式小型風力発電機を設置へ〜東京都「次世代再生可能エネルギー技術社会実装推進事業」に採択〜
【実証機と同タイプの風力発電機】
チャレナジーは、東京都環境局・環境公社主催の「次世代再生可能エネルギー技術社会実装推進事業」に採択され、可搬式小型風力発電機を離島に設置し、過酷環境下での安定稼働の実証と遠隔地での保守運用体制を確立することで、他離島への導入に向けた基盤の構築を目指します。
次世代再生可能エネルギー技術社会実装推進事業■ 事業概要
東京都は、2050年までに世界のCO2排出実質ゼロに貢献する「ゼロエミッション東京」の実現に向け、2030年のカーボンハーフ(温室効果ガス排出量50%削減)を目指して、行政だけでなく、都民や企業・団体など様々な主体の共感と協働により取組を進めています。 その趣旨に鑑み、都内における再エネ技術の社会実装を加速させるため、先駆的に次世代再生可能エネルギー技術の社会実装に向けた取組を推進している開発事業者を支援することにより、東京の脱炭素化への寄与を目指しています。
(引用:次世代再生可能エネルギー技術社会実装推進事業 助成対象事業者募集要領)
■ 背景
弊社は、東京都のベイエリアを舞台に、50年、100年先を見据えた未来のまちづくりを構想する「東京ベイeSGプロジェクト」の令和4年度先行プロジェクトに採択され、災害時に必要な場所で使える非常用電源として移動・設置の容易な「置き基礎」を使った風力発電機を開発し、2023年9月より東京ベイエリアの海の森水上競技場(陸上部)に実証しております。
https://challenergy.com/2023/09/01/tokyo_bay_esg/上記実証は、東京都主催の2024年5月12日(日)~21日(火)に開催された「SusHi Tech Tokyo 2024」における海の森水上競技場でブース出展を通じて発信しました。
https://challenergy.com/2024/05/09/sushitechtokyo2024/■ 実証目的
本実証では、移動・設置の容易な「置き基礎」型の風力発電機を離島に設置し、過酷な環境下での安定稼働の実証と遠隔地での保守運用体制を確立することを目的としています。本実証を通じて、他離島への導入に向けた基盤を構築することを目指すものです。
■実証内容
(1)建設・実証期間:2025年4月~2026年3月(予定)
(2)実施場所:東京都三宅村
(3)導入技術:垂直軸型風力発電機(100W、1基)
・重塩害対策を施した仕様の検証
・離島への輸送体制、据付工事体制の検証
・風車の設備利用率、発電量のデータ取得
・衛星通信への電力供給の実証
・メンテナンス体制および方法の検証
■会社概要
チャレナジーは、2011年の福島の原発事故をきっかけにエネルギーに問題意識を持ったメンバーが集まり立ち上がった風力発電機ベンチャーです。毎年の台風にも対応できる暴風に強いマグナス式風車の開発や、都市部のようにスペースが限られている場所にも設置でき、強風に強く騒音が小さいマイクロ風車の開発など、風力発電技術の革新と普及を通して、脱炭素社会の実現に向けて取り組んでいます。
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