『台風18号』の接近と当社試作機の状況について(速報)
2016年10月06日
2016年9月28日にグアムの東の海上で発生した「台風18号」により被害に遭われた皆様には心よりお見舞い申し上げます。
現時点における当社試作機の状況について、下記の通りお知らせいたします。
1. 「台風発電実証実験」について
株式会社チャレナジーは、2016年8月7日より、沖縄県南城市に、台風のような環境下でも安定的に発電できる次世代風力発電機「垂直軸型マグナス風力発電機」の試作機(以下「当社試作機」という。)を設置し、世界初の「台風発電実証実験」を行っています。
2. 台風18号について
当社試作機が設置されている沖縄県南城市で最も大きい風速を観測した時刻は4日(火)午前0時ごろとみられますが、同時刻における気象庁の発表内容は以下の通りです。
・存在地域:久米島付近
・中心位置:北緯26度10分、東経126度35分
・強さ:猛烈な
・進行方向、速さ:北北西15km/h
・中心気圧:905hPa
・最大風速:中心付近で60m/s
・最大瞬間風速:85m/s
・25m/s以上の暴風域:中心から90km
・15m/s以上の強風域:北東側280km、南西側220km
なお、当社試作機を設置している沖縄県南城市は、上記の強風域に入っておりました。
3. 当社試作機の稼働状況について
今回、台風下において円筒翼を停止した状態(マグナス力を発生させない状態)で、当社試作機が安全に停止し続けられるかを検証いたしました。
「台風18号」により当社試作機が受けた最大瞬間風速は25m/sでしたが、非常ブレーキを使用することなく安全に停止しておりました。
これにより、円筒翼を停止させることで、当社試作機は安全停止できることが確認され、前回「台風13号」が接近したときと合わせて、台風下における安定稼働と安全停止の両方を、一定の風速域において確認できたことになります。
なお、今回の実証における詳細なデータ等の情報は、現時点での公表はいたしません。
当社は、今後も引き続き沖縄県南城市にて当社試作機による実証実験を行い、「垂直軸型マグナス風力発電機」の実用化を目指します。
【お問い合わせ先】 株式会社チャレナジー(担当:宮﨑) E-mail: [email protected]
【PDF】
161006_newsrelease.pdf
※「台風13号」の接近時のニュースリリースについてはこちらをご覧ください。
https://challenergy.com/news_img/cat7/00127.html