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町民を巻き込んだSDGsへ。日常から災害時にも利用できる、風力発電機を導入(千葉県睦沢町役場)

地域:千葉県長生郡睦沢町
設置場所:駐車場
製品:Type D(風力発電定格出力100W)(オプション:時計、外灯)
設置時期:2024年3月
インタビューイー:睦沢町長  田中 憲一 氏

導入の背景

風車導入前に抱えていた課題

睦沢町は、2023年に40周年を迎え、人口は約7,000人、房総半島の中央部よりわずか東南に位置し、首都から70km圏内にある、自然が多くおだやかで過ごしやすい気候の町です。

睦沢町では、2021年の「第2期総合戦略」でSDGsの推進を掲げておりますが、SDGsそれぞれの目標は単独で達成するものではなく、特にSDGs目標7の「エネルギーをみんなに そしてクリーンに」は、すべての目標の達成に関わりのある重要な目標と認識しております。

そこで「行政である町だけではなく、町民をも巻き込んだ取り組みが必須であり、継続的に再生可能エネルギーの重要性を知っていただく取り組みをしていきたい」と考えていました。

また、再生可能エネルギーとは違った観点ですが、2023年9月の台風13号の接近時には1時間100ミリを超えるような大雨にも見舞われ、幸いにも人的な被害はなかったものの、「近年増加している自然災害時にも使える再エネによる災害対応策を強化したい」と考えていたところ、チャレナジー社の風車が「災害時にも利用できる」ということを聞き検討のきっかけとなりました。

▲インタビュー時の様子(2024年8月)

■ 導入までの比較検討・決め手

▲ 設置場所の様子

導入にあたり重要視した事

再エネの重要性を町民に知っていただくため、町民がよく利用する役場の駐車場に設置することを想定していました。そのため、町のシンボルとして設置するデザイン性や騒音が発生しないことを重視しました。

チャレナジーのType D導入の決め手

動いていることが目視でわかる風力発電機で、町民に対する脱炭素化の取り組みのPR、啓蒙ができると思いました。

また、小型の風力発電機は一般的に壊れやすく、騒音があるということを聞いておりましたので、その点を克服した製品がないかということで探しました。人が行き来する場所の設置が前提だったため、騒音については慎重にお聞きしました。チャレナジーの風車の稼働音は家庭用エアコンの室外機程度の音というポイントは大きな決め手となりました(※風速7m/sのとき、風車から1m離れた場所において49dB)

▲ 夜間は自動で外灯に切り替え

活用方法(用途)

Type Dの活用方法

設置場所は、 L字型形状の役場駐車場の内側の角です。この場所は、全ての駐車場利用者が通過する場所であり、中心であるため時計を設置することで、脱炭素化のPRという観点と、時計の普段使いできる点でよい場所と考えました。

駐車場の通路を照らす外灯と、時計を動かす電力として、Type Dで発電した電気を利用しています。

今後は、設置した風力発電機にポータブル充電器を増設するなど、防災時に活用できる追加オプションを拡充していただき、より多くの風力発電機を町に設置しSDGsの意識の醸成と、安心を広げていきたいと考えています。

▲ 田中町長と代表清水

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