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プレスリリース
2025.04.01

チャレナジー、福島県南相馬市と風力発電の産業推進を目指し協定締結

2025年4月1日

株式会社チャレナジー(本社:東京都墨田区、代表取締役:清水敦史、以下 当社)は、南相馬市(以下 市)と、風力発電機に関わる産業を推進することを目的とする連携協定を締結しました。今回の締結により、当社の、風力発電機の開発試験の取り組みを促進する環境を提供いただくとともに、市内でのマイクロ風力発電機の量産体制の構築と、市内事業者との連携促進による同市内の産業の更なる活性化が期待されます。

▲ 2025年3月25日に開催された協定式 門馬 和夫市長(右)、当社代表清水(左) 

■ 背景
チャレナジーは、これまでも南相馬市で、マイクロ風力発電機の量産化準備と、マグナス式風力発電機の大型化開発を進めて参りました。

マイクロ風力発電機は、高さ約5メートルで、蓄電池を内蔵しており、公園や避難所などに設置することで照明や非常用電源として活用できます。また、脱炭素への取り組みのPRや啓蒙としても活用できます。昨年から同市小高区の菊池製作所内に拠点を構え、年間数百機の量産を目指しています。

マグナス式風力発電機については、昨年、同市内に数kWの小型実証機を建設し、実証を開始いたしました。今後も大型化開発を進め、100kW機の2027年からの販売を目指しています。

今回、更なる風力発電産業推進を図るため、協定を締結する運びとなりました。当社と市は、今後も連携を深め共創して参ります。  

【連携事項】 
・風力発電機の実証実験に関する事項 
・風力発電機の開発における市内事業者との連携に関する事項 
・次世代産業に係る人材育成に関する事項 
・相互の認知度向上に関する事項 
・その他相互に連携協力することが必要と認められる事項 

【具体的実施内容】 
・当社が行うマイクロ風力発電機の適地調査に係る実証のため、市は実証場所の選定の協力を行う。なお、市は、当社が2024年度から原町区で行っているマグナス式風力発電機の実証場所の選定で協力している。 
・当社は、現在市内の製造業者や土木関連企業と連携しており、今後の量産体制構築を見据え、更なる市内事業者との連携を推進する。市は連携に係る機会の創出等の協力を行う。 
・当社は、市内で行われるイベントへの参加や学校への出前講座への対応などを通して次世代産業に係る人材育成を促進する。市は、市内イベントの紹介など活動の情報提供を行う。 
・双方は、この協定による取組に対して積極的な情報発信を行い認知度向上に努める。 

南相馬市長 門馬 和夫 コメント 
本市では、福島ロボットテストフィールドを核として、研究開発や実証試験など、次世代産業に取組まれる事業者等の様々なチャレンジを応援してきました。 
株式会社チャレナジー様が、今後市内で行う予定のマイクロ風力発電機の適地調査に伴う実証では、市も実証場所として公共施設内の土地を提供するなど協力を行い、引続き実証場所の情報提供や部品調達などに関する市内事業者とのマッチング支援等を通して、株式会社チャレナジー様の事業が円滑に進むよう協力してまいります。 
また、株式会社チャレナジー様は、市内イベントへの参加や市内教育機関への出前講座の対応などを通した人材育成にもご協力いただけるとのことで、未来を担う子どもたちの知見を広めるきっかけとなることを期待しております。 

株式会社チャレナジー 代表取締役CEO 清水敦史 コメント 
この度は、福島県南相馬市と連携協定を締結させていただいたことに、心から感謝申し上げます。 
チャレナジーは、14年前の東日本大震災をきっかけに、風力発電によるエネルギーシフトの実現を目指して次世代風力発電機を開発して参りました。
これまでマグナス式風力発電機、マイクロ風力発電機の開発にあたり、福島ロボットテストフィールドで風洞試験を実施させていただいたほか、2024年には南相馬市内にマグナス式風力発電機の小型実証機を設置し、現在実証試験中です。また、本年4月からはマイクロ風力発電機の量産を南相馬市で開始いたします。 
「南相馬で開発し、南相馬で作り、南相馬から世界に広げていく」 
を合言葉に、南相馬での風力発電機開発を加速させて参ります。 

■株式会社チャレナジー 会社概要

東日本大震災をきっかけに日本のエネルギー問題に着目し、世界的にも気象環境の厳しい日本において風力発電を普及させるべく、風向風速の変化に強い風力発電機の開発を行っています。 

”風力発電にイノベーションを起こし、全人類に安心安全なエネルギーを供給する” 
https://challenergy.com

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