チャレナジーに対する日本気象協会の支援について

2016年08月04日

チャレナジー、日本気象協会の支援により 世界初の『台風発電実証実験』を推進

株式会社チャレナジー(本社:東京都墨田区、代表取締役:清水敦史、以下「当社」という。)は、一般財団法人 日本気象協会(本社:東京都豊島区、会長:石川裕己、以下「日本気象協会」という。)より、風況観測のサポートや気象情報に関するコンサルティングなどの支援を受けることになりました。

当社は、世界で初めて「垂直軸型マグナス風力発電機」(以下「本風力発電機」という。)を実用化し、原発に依存しない社会を実現するとともに、世界の無電化地域に安心安全な電気を供給していくことを目指しています。
かかるビジョンの実現に向けて、毎年台風が来襲する沖縄県南城市に本風力発電機を設置し、2016年8月より世界初の「台風発電実証実験」にチャレンジします。

日本気象協会は、気象情報サービスのパイオニアとして、気象の解析、観測、予測、情報提供、システム化など多岐にわたり事業展開をしています。日本気象協会は、これらの技術や経験を生かして再生可能エネルギーの分野でも様々な事業を展開しています。この度、再生可能エネルギーの導入拡大・有効活用に向けて風力発電機の技術開発に貢献したい想いから、当社に対する支援が実現しました。
日本気象協会は、「台風発電実証実験」における風況観測のサポートや、オンライン総合気象サービス「MICOS Fit(まいこすふぃっと)」を用いた「チャレナジー台風気象情報サイト」を当社に提供するほか、日本気象協会が運営する天気予報専門サイト「tenki.jp(てんきじぇーぴー)」内のコンテンツを通じて、当社が推進する本風力発電機に関わる取り組みを紹介する予定です。

当社は、風況観測や気象について長年のノウハウおよび蓄積データを有する日本気象協会から本支援を受けることにより、本風力発電機の技術実証や、続く研究開発を加速させていくと同時に、風力発電や台風に関する一般の理解醸成に向けた取り組みを推進していきます。

■垂直軸型マグナス風力発電機について
プロペラの代わりに、回転する円柱が風を受けたときに発生する「マグナス力」を用いて風車を回すことで発電する垂直軸型の風力発電機です。円柱の回転数を制御することで風車の暴走を抑えることができるため、台風のような強風時でも発電できます。

■台風発電実証実験について
台風時に風力発電機を暴走することなく安全に稼働させたのち、安全に停止させる実験をいいます。なお、一般のプロペラ風力発電機は風速25m/sを超える強風下においては、暴走を避けるため停止させる設計となっています。

■天気予報専門サイト「tenki.jp」について http://www.tenki.jp
日本気象協会が発表する気象情報を、Webサイト/スマートフォンアプリで無料提供している天気予報専門サイトです。年間ページビュー数は25億PV(Webページ・iPhone/Androidアプリ合算での推定)。生活に欠かせない天気予報に加え、専門的な気象情報、地震・津波などの防災情報も確認できます。気象予報士が日々更新する「日直予報士」も人気コンテンツです。

■オンライン総合気象サービス「MICOS Fit」について
日本気象協会が提供するオンライン総合気象サービス。充実した基本コンテンツに合わせ、各種目的に特化した専門コンテンツを組み合わせることで、ユーザーの事業目的に合わせたメニューを提供します。

【MICOS Fitでの表示イメージ】
画像は、日本気象協会が提供する「チャレナジー台風気象情報サイト」のイメージ図。

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(画像は、2015年7月25日12時発表の台風12号の進路予想図です。)

【お問い合わせ先】 株式会社チャレナジー(担当:宮﨑)  E-mail: [email protected]

【PDF】 160804_newsrelease.pdf