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2017.10.19

フィリピン国家電力公社との共同実証に関する合意書締結について


2017年10月18日

チャレナジー、フィリピン国家電力公社と同国での共同実証に関する合意書を締結

〜国家電力公社の協力を得て本格的なフィリピンでの事業展開を開始〜

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株式会社チャレナジー(本社:東京都墨田区、代表取締役:清水敦史、以下「当社」)は、フィリピン国家電力公社(正式名称:Republic of the Philippines National Power Corporation、本社:フィリピン・マニラ首都圏、President:Pio J. Benavidez 、以下「Napocor社」)と、フィリピンにおける次世代風力発電機「垂直軸型マグナス風力発電機」(以下「本風力発電機」)の普及に向けた共同実証の実施に関する合意書(Memorandum of Understanding)を締結しました。当社が同国の現地企業と合意書を締結するのは初となります。

当社は、世界で初めて本風力発電機を実用化し、原発に依存しない社会を実現するとともに、世界の無電化地域などに安心安全な電気を供給していくことを目指しています。
かかるビジョンの実現に向けて、2016年8月より沖縄県南城市にてフィールドテストに取り組むと同時に、2020年の量産販売開始を目指して、10kW機の事業化を進めています。
当社にとって、フィリピンは、今後の経済成長が見込まれる一方、日本と同様、7,000以上の島で構成される島国であり、且つ毎年台風が襲来することから、本風力発電機の普及による社会課題の解決が期待できる重要市場と位置付け、2015年より現地進出を模索してきました。

Napocor社は、フィリピンにおける国営電力公社として、未電化地域や電力網が脆弱な離島、へき地での電源開発を担っていますが、離島やへき地の電源は主に小型ディーゼル発電機に依らざるをえないため、燃料費、輸送費及びメンテナンス費といった費用が嵩み発電コストが高止まりしているほか、多くの地域で1日の内8時間程度しか電力を供給できないなどの課題を抱えています。

今回、当社とNapocor社は、本風力発電機のフィリピンにおける本格導入を前に、実証試験を共同で実施していくことに合意しました。今後は同国内において、(1)風況が安定し、(2)台風の襲来を頻繁に受け、(3)小型ディーゼルによる電力が供給されている離島、という3つの条件に合致する実証候補地を共同で調査し、2019年を目標に実証試験を開始する予定です。

当社は、Napocor社との共同実証により、フィリピンでの事業展開を本格的にスタートさせ、同国におけるエネルギーシフトを推進していきます。

■垂直軸型マグナス風力発電機について
プロペラの代わりに、回転する円柱が風を受けたときに発生する「マグナス力」を用いて風車を回すことで発電する垂直軸型の風力発電機です。円柱の回転数を制御することで風車の暴走を抑えることができるため、平時のみならず、台風のような強風時でも安定して発電し続けることができます。

【お問い合わせ先】 株式会社チャレナジー(担当:宮﨑)  E-mail: [email protected]


【PDF】

171018_newsrelease.pdf

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